苦手な部下ができたら
■理想の上司像とは
今期からポジションが上がった関係で部下を数十人抱えることになった。
部下一人ひとりが抱える課題は様々であり、一様に同じマネジメントが効果的ではないと感じている。
教科書通りのマネジメントが適している部下もいれば、一般的なマネジメントが全く効かない部下もいる。本当に十人十色だと思う。
僕が考える理想の上司像は誰に対しても平等な態度であり、公正な評価を下せる人だ。しかし、今の僕は公正さを失いかけていると思う。
■苦手な部下に対して
本当に様々なタイプの部下がいる。お調子者や頭でっかちな者、非常に数字に強い者。。。
僕は理想の上司像に近づくため、可能な限り平等な態度と公正な評価を下そうとしてきた。
しかし、中にはマネジメントが全く効かない者がいる。そもそも波長が合わなく、これまでの人生で対峙したことのないタイプの人間だ。
僕はいつの間にか彼を避けるようになり、彼がやることなすこと気に入らなく、彼に対しては駄目というレッテルを貼ってしまっている。
■どうしたら苦手な部下と付き合えるか
僕は彼との向き合い方において、3つの視点をもつようにした。
1、無理に近づこうとしない
2、直接のマネジメントが必要な時は、マネジメント力を高めるチャンスだと捉える
3、数字で評価する
1、無理に近づこうとしない
これは無理に好きなろうと努力をしないということだ。苦手なものを克服するのは大変な労力が掛かる。心地よい距離感で向き合ってみたいと思う。
2、直接のマネジメントが必要な時は、マネジメント力を高めるチャンスだと捉える
今まで直接の指導をする際「なんでこいつのために教えているのだろう」と彼への指導が自分にとって無駄であり、嫌な時間であると感じていた。要するに自分へのメリットは全くないと捉えていたのだ。しかし、視点を少し変えると「こんな駄目なやつを良い方向へもっていけるだけのマネジメント力を試す、高めるチャンス」になる。要は自分のスキル向上の機会だと考えることで無駄な時間ではなくなるのではないか。
3、数字で評価する
彼のやることなすこと全て駄目だと思ってしまっている。良いことをしても評価しないのは最悪な上司であり、結果彼の仕事へのモチベーションは下がってしまうだろう。彼への評価は全て定量化する。即ち、指示出しの際はそれが出来たのか出来なかったのかを数字で判断出来るようにし、私情を挟まずその数字で評価することとする。
■先ずは自分を変える
苦手な部下と向き合う際は、先程の3点をもって接していきたいと思う。
結果は追って記事にしたいと思う。